思い出したので覚書。
ナポレオンの家族。
母レティツアは、専科の美穂圭子さん。
長男ジョセフまさこさん。
次男ナポレオンちえさん。
三男リュシアン蓮さん
長女エリザあんるちゃん。
四男ルイ夏樹れいくん。
次女ボーリーヌふうちゃん。
三女カロリーヌわかばちゃん。
そして、もう一人ジェロームという五男がいるのだけれど。その人は出てきません。レティツアのご主人は、亡くなっている。
イタリア遠征地に、妻ジョセフィーヌを寄越してくれと、時のトップバラス一樹さんに依頼して、ジョセフィーヌは新しい恋人のイポリットれなちゃんを護衛につけてもらい…。
兄ジョセフに案内されて、ナポレオンの家族と対面するジョセフィーヌねね。
その時の美穂さんの拒絶の歌が、素晴らしい!
♪あの子を〜身ごもったとき、この私はぁ故郷コルシカのぉ〜♪というところ。
初日あけてすぐから、美穂さんのレティツアは安定していたと思います。公演も後半になると、ようやく♪妻ではないー♪と歌い終わってはけるときに、拍手が入るようになりました。
皆、圧巻だったから、観いって拍手どころではなかったんですよね。
兄弟達も、ジョセフィーヌなんて認めない!と怒ってるし、ジョセフィーヌも、ジョセフに助けを、求めようとするもジョセフも家族と、同じ考えとすぐ気付き、ひたすら耐えた場面。
そこにナポレオンちえさんが、やってくるわけ。
初見から数回は、ジョセフィーヌ可哀想とか思っていたけど。
パリ社交界では、夫あるいは妻の他に浮気しても、それもたしなみみたいなとらえ方なんでしょうか。
でも、自慢して新しい恋人を、貴婦人たちに、紹介したり、イタリアまでの護衛につけてもらったりと、なかなかの面の皮のぶ厚いジョセフィーヌ。
この頃のジョセフィーヌは、まだナポレオンを小馬鹿にしているようなところがあったんでしょう。綺麗にいえば、ナポレオンへの自分の想いに気づけなかったか、よくわかっていなかったか。
ナポレオンより、6歳年上で、子爵の元夫との間にはウジェーヌことちゃんと、オルタンスはるこちゃんという連れ子までいるのです。
ナポレオン本人の気持ちを尊重するのが当たり前と感じる今の日本からすると、この家族の頑なさとか、いやな感じなのかもしれません。
でも!よく考えてみると。
レティツアはじめ兄弟の気持ちわからなくもないのです。
自分の息子が、知らぬ間に、バラスの愛人だった子持ち女と結婚したなんて。
それも6歳年上。おまけに今はまた、息子より3歳年下の男と浮気中なわけで。
ジョセフィーヌ本人が、サロンみたいなところで、自慢したんだから、すぐそんなことは広まりますって。
なのに、ジョセフィーヌは堂々と、「違いますっ!」って言いきるし。
家族からしたら、胡散臭いスレた女に息子(兄、弟)がたぶらかされたとしか思えないですよね。
自分が、ナポレオンの母だったとしても、ナポレオンが憐れで、憎しジョセフィーヌになってしまいますなぁ…。
美穂さんが、長い歌を歌いながら、階段を、降りてきて時にはジョセフィーヌに近より離れしながら、歌い切るわけですが。
その間の兄弟達の怒りもよく伝わってきます。
ジョセフィーヌは、その後自分が心からナポレオンを愛していることに気づくわけですが。
妹達が、兄ナボレオンに浮気させようと読書係のエレオノールという侍女を紹介したりするのを、メラメラと怒っているジョセフィーヌ。そのエレオノールはせれ奈ちゃん。
エレオノールの産んだ子は、ナポレオンの庶子として、レオン伯シャルルといいます。
でも、父親がはっきりしないらしい?
ナボレオンか、ミュラが父親?ってことらしいですよ。(ミュラって、ゆりかちゃんの?)
男も女も、どっちもどっちですw
その後、離婚して静かに身を引くジョセフィーヌの心情は、観るものを泣かさずにはいられません。
ねねちゃんの歌もお芝居もスカートさばきもいいなってことです。
ジョセフィーヌを、東京公演も生き抜いてくださいね。
ナボレオンのご家族の熱演も楽しみです。
余談。
ナポレオンの子供は、ナポレオン2世(これは間違いなく正統な息子)、ウジェーヌ(ジョセフィーヌの連れ子)、オルタンス(ジョセフィーヌの連れ子)、レオン伯シャルル、あと政略結婚のため、養女としたジョセフィーヌの系列の女性などらしいです。