七海ひろきさんの、バウホール単独主演。

作・演出 鈴木圭

主なキャスト
竹中半兵衛→七海ひろき
その妻いね→真彩希帆
木下藤吉郎秀吉→悠真倫
おね→万里柚美
黒田官兵衛→天寿光希
その妻光→紫月音寧
息子松寿丸→天彩峰里
織田信長→麻央侑希
濃姫→音波みのり
三郎太→天華えま

ザックリと大河ドラマを観ている人なら、なんなく理解できますし、戦国武将の名前を知っているくらいでほぼ大丈夫な感じです。

細々と描かれているわけではなく、親子愛、夫婦愛などが、観る人の涙を誘います。乱世ゆえの哀しみですかね〜三郎太とおひながまさにそれの象徴かな〜(オリキャラらしい)

おすすめは、竹中半兵衛といねの愛、黒田官兵衛と妻そして織田信長に人質にとられた息子松寿丸との親子愛、濃姫といねの関わりなど。あ、少年半兵衛と濃姫の出会いが一番重要かな。その半兵衛の妻がいねだというめぐり合わせ。ネタバレはしないです。

きほちゃんの歌、みねりちゃんの歌は、素晴らしいです。
今回は、役付きの方々は歌い継ぎなどもあります。皆さん歌は安定感しています。

はるこちゃんの凛とした感じはさすがです。
まおくんの、信長も似合ってますね。

官兵衛…天寿さんのお芝居のうまさ!
そして相変わらずお綺麗です。
幽閉から救出されてからのやつれ果てた感と、不精髭すら美しいのはなぜ?
幽閉のせいで、足を悪くするはずだけれど、そんなシーンはありませんでしたね。


かいちゃんは、格好良いです。
病に侵されながらも、先を見通す切れ者。
吐血する場面も、美しくみえます。
いねの素性を、知ったのはいつだったんでしょうか。
舞台挨拶で、客席に「愛してます」
と、シレッといえるところは、ファンの方々大好きなところなんだろうなと思いました〜私も聞いてて笑顔になれました。

まりんさんの藤吉郎が、お笑い担当です。

まりんさんといえば、髭部。だけど、今回、ヒゲなかったような…。まりんさんにはひげ!要ります!

輝咲玲央さんの柴田勝家の髭が秀逸で、まりんさんのご助言などあったのか気になるところです。

下級生さんが皆がんばって各場面で大忙しな感じですが、上級生もわからないようにバイトしているのは、少人数の公演だからこそ。

それにしても、椿の花の赤い着物のオカッパの方々、イケメン朝水くんが目につきます。あ、椿の精じゃないか…。椿の精の場面もあるけれど、「戦火」ってプログラムに書いてあるから、戦いの炎?あ、あれが「燃ゆる風」なのか!?


歌もなかなか耳に残るメロディーで、ふいに思いだしそう。

きっと、浮かれた性格の人が突然歌いだして笑いを誘うのでは???

それにしても、観やすい段上がりのセンター良席何枚ももっていたのに、何故か泣く泣く手放したこの状況が悲しすぎました。

ふと、いねの素性を知ると、信忠役の紫藤りゅうくんは、どんな思いで演じているのかとても興味がでてきますね〜
ネタバレはしない…です。