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チェーホフの「かもめ」、本人は喜劇として書いたものらしいです。

展開としては、悲劇なのですが、物語に登場する人々の関係がどこかズレていて見ている側からは可笑しくて、クスッとしてしまう…。

過去の舞台のDVDを観たり、原作本を読んだりした人は、ある程度それを理解しているとは思うけれど、なにも知らない人がみてどう感じるか、そういう感想を訊いてみたいです。

セットは、某舞台DVDに酷似しており、お席についてそれにウケてしまいましたw

出演者は、皆、違和感なく、それっぽく見えて、笑える部分はクスクス観客が反応し、狙い通りだったと思います。
せおっちのメドヴェージェンコの情けなさ感は、おもしろいし、誰もきいていないのに話し続けるシャムラーエフさやかさんとか、トリゴーリンの格好よさとご飯食べてる場面の物珍しさ、最後のコースチャことちゃんのダンス、ほかにも色々…。

一人一人歌う場面あり。歌は、皆さんお上手でしたよ。ことちゃんはもちろん、ニーナの城妃さんも、トリゴーリン天寿さんも…。

アルカージナとコースチャの包帯取り替え場面は、一番の楽しみでした。お互い愛しているのに許せない部分をぶつける場面。
変わった曲調の歌で言い争っていましたが、私は、あそこは台詞で見たかったかも。


フィナーレなし。

どこで拍手してよいものかもわからず、といった感じでした。

カテコは三回くらいでした。なんとなく、ことちゃんが緊張した様子で、身体がぎくしゃくしていました。

チケットは完売ですが、これから戻りありそうな予感。
宝塚しか観ない人には、一回で十分と思えるかもしれません。


人間の愚かしさにクスッとする笑いなので、お子様とかには難しいのかも。


それにしても、こと会の出待ちの人数の多さに驚愕しました!