d79c342c.jpg

1e37bdfd.jpg

4815dfd7.jpg

6ca989fb.jpg


今日が、中日劇場での千秋楽。
私は、21日に行ってきました。

実は、私オサさんが宝塚退団してから生の舞台のオサさんを拝見するのは初めてでした。
村で、オサさんとみどりちゃんが観劇にきてみえた時に、偶然お見かけしたとか、映像ならアレコレみていたのですが。

とにかく歌の上手い男役さんで、さよなら公演アデューマルセイユの時、思わずホロリとした思い出が。

そして、今回のエリザですよ。
ほっそりしていて、綺麗な優しい歌声でした。キーが高いから男役の時のような朗々とした感じとは違うけれど。
トートの山口祐一郎さんは、もちろんトート役を過去にも拝見しましたが…確か、「レベッカ」以来でした。
迫力ある響きわたる素晴らしい歌声…さすがです!
トート閣下は、ほとんど歌いながら出てくるのですが…一度エルマー達の仲間に加わる場面で「話をきかせてもらおう」的な台詞をいうのですが、それがまた格好いい。
フランツ皇帝は、岡田浩暉さん。若い皇帝の時代が特に私には、母ゾフィーに逆らえない葛藤がみてとれました。辛そうだった。

ルドルフは、この時は古川くん。なんて、ほっそりしていて美しいすずやかな顔立ち。エリザに助けを求めて、無理よと見放されるところとか、トート閣下との「闇がひろがる」とか、私は一番好きかもしれないです。

子ルドルフは、いつも可愛いけどこの鈴木くんも可愛いし、澄んだ歌声が響きわたり、母性本能をくすぐります。
あの、本が沢山あるセット。机も椅子も本を積み重ねたような…そこにちょこんと座って…。エリザベート、ゾフィーから子供達取り返したら、それで満足してんじゃないわよと思ってみてました。
参考書買ったら、勉強した気になって納得しちゃうタイプなのね。

あれこれ、すきな場面はあるけれど…。大勢口の場面は迫力あって私は好き。ミルクのとことか。
あと、精神病院でのエリザ対決も、息を飲む。
歌がまた、うまいのですよ河合篤子さんの。迫力とかね。

死のダンサーは、特にエリザがルキーニに刺されるところ、半裸になって白く浮き上がってみえるとことか、お気に入り。

南海まりちゃんのヘレネ。前(私が観たのは2008年)の時より、髪型とか面白くなってて、観てて楽しかったです。彼女も気の毒な人だけれど…。

寿ひずるさんのゾフィーは、うまい。最期のとき、義務を忘れたらこの国は滅びる…。この母の心配は現実になってしまいました。

ゾフィーが死んで、エリザベートがトートと馬車に乗り、「勝ったのねわたし」と歌い出すところみて、はぁ〜どこの国も嫁姑問題はあるが、ここのは国を滅ばしてしまいますわ〜と。

そんなことも思ったり。

そしてルキーニの高嶋さん。この人の脱力加減のうまいこと。ぐっと観客ひきつけるし、さらっと裏にまわるし。
この人なしで、東宝のエリザベートはないとすら思います。

あの、肖像画のエリザベートのような出で立ちのオサさん綺麗でした。

カテコは、三回。休演日あけてのマチネ。
なんとなく、観客の反応は鈍かったけど、カテコは大盛り上がり!
最後は、オサエリザと、山口トート二人が出てきました。もちろん、スタオベ。

寿さん、古川くん、鈴木くんには特に大きい拍手。
もちろん、そのあとの高嶋さん岡田さん山口さんオサさんもですが。

セットや演出が少しずつ変わっているのだろうけど、すんなりと入ってきて黄泉の帝王の世界楽しめました!

このあと、ソワレまで時間があったので、キャトルレーヴいったり、お茶したりしてました。

役替わりの方の出待ちの方もいました。