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※「10観劇6」は、「2010年の観劇6回目」の略です。

観劇してから、ざっくり10日以上経ってしまいました。
それどころじゃない状況ですが…気分転換のつもりで。
追記は後程。


さて…今日は、3月31日。どんだけ放置してたんだか…^ロ^;

これを観劇したのは、2月13日でした。その次の日、父が入院しまして…わずか二週間で、この世を去りました。
苦しむ父のそばで、暢気に観劇の覚書出来る状態ではなかったのです。同じ日に観劇した『ハムレット』は、簡単にUPして誤魔化したのですが…ソルフェリーノは重くて、とうとう放置でした。

もう、ほとんど忘れているのですが、まあ一応。現在、東京で雪組さん公演中ですし、それほど古い話題でもないだろうし。

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赤十字思想誕生150周年宝塚ミュージカル・ロマン『ソルフェリーノの夜明け―アンリー・デュナンの生涯―』後援/日本赤十字社

作・演出:植田紳爾

<キャスト>アンリー・デュナン(ジュネーブからパリに向かう途中の旅行者):水夏希、アンリエット(教会で負傷者の手当てをしている看護婦):愛原実花、ジャン・エクトール(教会で負傷者の手当てにあたる医師):彩吹真央、アンドレ・ポルリノ(イタリア軍参謀長):音月桂、ルオニード・ベネディック(オーストリアの将軍):汝鳥伶、ルニオール・ハーベルマン(イタリア人医師):未沙のえる、シスター・メーラー(協会のシスター):飛鳥裕、マンフレッド・ファンティ(イタリア軍師団長):未来優希、モラルド(イタリア兵):彩那音、ハンデル(オーストリア兵):緒月遠麻、ベルガー(イタリア兵):早霧せいな、カルドナ(イタリア兵):沙央くらま、マリアン:大月さゆ、ロージー:舞羽美海、ポポリーノ(オーストリア兵):真那春人/ほか

<ストーリー>1859年独立と統一を求めるイタリアで、フランス帝国とサルディニア王国の連合軍が、北イタリアを支配するオーストリア・ハンガリー帝国軍と激突。戦場となったソルフェリーノには、沢山の死傷者が出た。
その戦場を旅の途中のアンリー・デュナンが目の当りにし、放置された負傷兵の悲惨さに衝撃を受ける。
その時、デュナンの足にしかみつき水を求める重傷のオーストリア兵が…。デュナンは近くのイタリア側の野戦病院と化している教会に助けを求めるが、敵兵の手当ては出来ないと断られる。デュナンは、敵味方関係なく助けるべきだと主張するが、オーストリア兵に両親を虐殺された看護婦のアンリエットは、断固拒否するのだった。そんな中、教会のシスター達は敵であるオーストリア兵達の手当てをし、デュナンも自ら救護の手助けをするのだった。
いろんな葛藤ののち…。
人々の心には分け隔てない救護の思想が生まれはじめ…。

プロローグのみ、宝塚らしい夢の世界。白いお衣装でみな美しく、その中にエメラルドグリーンっぽいお衣裳の水さんとゆみこさん。綺麗でした。

そのあとは、兵士も医師も看護婦も皆、血糊べたべたで、多少イタリア兵がこざっぱり、オーストリア兵はかなりの重傷っぽい凝った血のり。
幕が降りるまで、ずっとそんな感じでした。

ゆみこさん演じる医師と看護婦みなこちゃんの間にちらっと恋話がありました。
水さんは、フライヤーの涼やかなイメージのまま一生懸命。
味方の兵は、負傷していてもわりと楽しげで、その辺りはひろみちゃんやコマちゃん達が担当。
捕虜の立場のオーストリア兵は悲惨。将軍汝鳥さんが、部下の脱走の責任を取り、処刑されたり、それを見て悲しみ苦しむ負傷している捕虜のオーストリア兵達。きたさんやチギちゃん達が担当。ハーモニカをふく若い兵士ポポリーノ真那春人。

敵味方、関係なく…アヴェマリアを歌う場面は特に泣かせました。
お芝居が始まると、舞台上の皆が泣きながら演じている状況で、客席も早くから皆さん、グスグスと泣いていました。

歌は、主題歌をこれでもかってくらい歌い、すっかり覚えてしまいました。ずいぶん経った今でも「ソルフェリーノ、ソルフェリーノ♪」口ずさんでしまうくらいです。
また、この演目で退団のゆみこさんには「雪のように花のように」という歌があり、粋なはからいを感じました。ゆみこさんは、雪→花→雪と組替えしたからか…。

イタリア兵の上官ハマコさんとキムちゃん。傷病兵をマントヴァの病院まで、危険を冒して運ぼうとするデュナン達に、銃を向けるが、最後は、敬礼してその一行を通すことに。
戦争って、今日の敵は明日の友、または今日の味方は明日の敵って感じで、虚しい、愚かしいもの。それでも国の決定にあらがえずに従うしかないと。そういった戦争の残酷さをハマコさんの方は、感じているぽい上官て感じで、キムちゃんの方は若いからまだ自分のやっていることは正しいと思っている感じの役。でも、最後はデュナン達を通したわけで…。苦しい役たな〜と思ってみてました。


ショー・グランデ『Carnevale睡夢―水面に浮かぶ風景―』
作・演出:稲葉太地

幻想的で大人っぽいクラシカルなヴェネツィアのカルネヴァーレのショー。

前半明るめ、妖しさもあり。あまり観たことのない流れというか見せ方のショーだった記憶があります。

もはや、断片しか記憶にないのですが…。
水さんがでかい女から黒燕尾とか、みなこちゃんのわっかのドレス、それと悪魔役、ゆみこさんのゴンドラ乗りや、さゆさん絡む場面とか(シルバーローズを思い出した)、ゆみこさんの誰もを魅了する歌のあと、しばらく拍手がなりやまなかったとか、ハマコさんの歌、キムみみの新郎新婦、チギコマが目立っていたり、チギちゃん側転や女装、コマちゃん歌ってたり。


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この舞台セットが真ん中から右、左に開くと、ショーが始まりました。

ゆみこさん、チギコマ中心に観つつ、って感じでしたかね!?

何回かリピートしたかったのですが…そんなことしている場合ではなかったです。


(2010年2月13日土曜日15時開演を一階S席にて観劇)