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雪組は、全国ツアー組とバウ組、あとDS組に別れて活動中です。

名古屋は、中京大学文化市民会館オーロラホール(4階席まである)にての公演は、三日間6回の上演でした。
私は、その一日目のマチネとソワレの2回観てきました。

ミュージカル・ロマン『情熱のバルセロナ』―スタンダール作「パルムの僧院」より―

脚本:柴田侑宏
演出:中村一徳

<キャスト>フランシスコ・ラフォーレ侯爵(青年貴族):水夏希、ロザリア・ジサント(ジサント将軍の娘):愛原実花、ルイス伯爵(宰相):彩吹真央、エドワルド大公(バルセロナ領主):未来優希、ラファエル(自由主義の詩人でフランシスコの幼なじみ):緒月遠麻、エンリケ(酒場のダンサー):彩那音、カルロス(司法長官):奏乃はると、ジサント将軍:真波そら、リンダ・メレンデス公爵夫人(フランシスコの叔母):晴華みどり、ファノ(酒場のダンサー):大湖せしる、モニカ(ラファエルの妹):早花まこ、エリザベス大公妃:花帆杏奈、マチルダ(リンダの侍女でラファエルの幼なじみ):神麗華、セルバンテス伯爵:蓮城まこと、サンドロ(密偵):梓晴輝/ほか。

<ストーリー>スペイン・バルセロナ公国。神学校で四年間過ごしたフランシスコ・ラフォーレ侯爵が、後見人である叔母リンダ・メレンデス公爵夫人の待つ邸に帰ってきた。外見から麗しい青年貴族に成長したフランシスコにリンダは、叔母として以上の想いを秘めていた。リンダは、領主エドワルド大公主催の舞踏会にフランシスコを連れていく。
フランシスコは、そこでジサント将軍の令嬢ロザリアに出会う。二人はお互いに惹かれあうが、名乗ることもできずに…。
ある日フランシスコは、自由主義の詩人で友人のラファエルがバルセロナに戻っていると知り、彼に会うために下町の酒場へ出向いた。ラファエルと再会して、仲間達での宴の最中、ラファエルの妹モニカに誘われる ままに情熱的に二人で踊る。かねてからモニカに気のあったディエゴが嫉妬にかられ短剣でフランシスコに襲い掛かった。素手で応戦するフランシスコだったが、もみ合ううちにディエゴが自らの短剣で息耐えてしまった。そこへ駆け付けた司法長官の密偵によってフランシスコは殺人犯として投獄されてしまうのだった。叔母であるリンダは、宰相ルイス伯爵とは愛人関係で、エドワルド大公は、リンダを自分のものにしようと目論んでいた。宰相の地位を狙う司法長官達を使って、リンダを追い込むためにフランシスコは投獄されたのだった。
投獄先は、将軍の邸でもあるため、フランシスコとロザリアはそこで再会し、恋心がつのっていく。
ロザリアは、フランシスコの身を案じリンダに会うのだった。そして、リンダは、ルイス伯爵やロザリア、ラファエル達の協力を得て、脱獄計画を立て、それは成功し、リンダとフランシスコはルイス伯爵の用意した邸に…。
これ以上は、ネタバレなのでやめておきます。


1982年に大地真央、黒木瞳コンビお披露目の演目の再演。初演時のものを、今の観客が観ても楽しめるようにフランシスコとロザリア以外の人物に手を加えたそうです。ルイス伯爵が、二枚目の宰相となり歌まで付け、ラファエルは、フランシスコを愛している叔母リンダを想っている設定にして、人間関係に深みを出したとか。

歌は、情熱的で宝塚的なもので、いい感じでした。
水さんは、若い青年が情熱のままに行動するフランシスコだったし、ロザリアみなこちやんは可愛らしく娘らしく、清楚で。

ルイス伯爵のゆみこさん。確かに二枚目で、物腰やわらか。どこまで心の広い男性なんだろうと…。けど、苦しかったろうなと。だって結局、愛するリンダは、フランシスコの命を救うため大公に身を投げ出すわけで…。このあと、リンダとバルセロナを去るつもりで。宰相の椅子も投げ出して…。
結局、大公や司法長官達の思い通りに。
で、リンダさんの晴華さん。自分の身を差し出しフランシスコを助けたて。
まあ、処刑されるところだったわけたから、捨て身…になるかぁ。

ラファエルきたろうさん。熱い感じが似合ってます。

蓮城まことが、ロザリアの許婚で、ロザリアの気持ちを察して自分の領地に引っ込むいい人の役でした。
ラテン・ロマンチカ『RIO DE BRAVO!!』

作・演出:齋藤吉正

ブラジルのリオデジャネイロを中心にロマンチックなラテンショーが展開していきます。観客もポンポン振って参加できる場面もあり、盛り上がれるショー。今年の夏、宝塚大劇場、東京宝塚劇場で上演されたもので、全国ツアー版には、「赤い花の伝説」が挿入されて、水さんのシャープなダンスや斜に構えた雰囲気に合うようになっているのではと。(歌劇より)

大劇場公演の際、初日と楽日の数日前の2回観劇していたショーなので、楽曲やら場面やら馴染んだ感じで気持ち的にゆったり楽しめました。

今回は、全ツなので…組子の半分は別の公演に出演しているわけでして、全ツならではの配役になっていたり、ご当地ネタがあったりして新に楽しめるわけです。
キムちゃんの場面は、大湖せしるだったり、緒月遠麻だったり…チギコマの場面は、大湖せしると蓮城まことでした。

ショー始まって…わりと早い段階でご当地ネタで手羽先が出てきた記憶があります。

イパネマの娘のところ、ゆみこさん、みなこちゃんは変わらずで、汝鳥さんの役が緒月遠麻になって…。ここは、ご当地ネタを入れた場面でもあり、大劇場以上に笑えました。
大劇場では、ゆみこさんとイイ感じになっていたみなこちゃんが、汝鳥さん登場で「パパ〜」といって、去っていきましたが、今回は、同じ役どころのきたろうさんが登場した時「ママ〜!」と呼び掛け、みなこちゃんが「ぼうや〜」といって、意外な展開!「今夜は、ういろうご飯よ!」「ういろうは、お菓子でしょっ!!」と突っ込んだのはゆみこさんだったかな…違ったかな?もう記憶があやふや(^^ゞ
そのあと、ゆみこさんが狼狽え、ある娘に頬を打たれるのは変わらずでしたが、この時の娘の台詞は、名古屋弁…。

新しい場面は、水さんが戦士で、蛇の役がゆみこさん。みなこちゃんが赤いドレスで…。
このあと、パピヨ〜ンパピヨ〜ンと繋がっていきました。
観客参加のポンポンは、中詰に加え、パレードでも振ることができるようになってました。シャンシャンじゃなくて、全ツはポンポンになったんですね。
けど、私、大劇場の時もパレードの時振ってたけど^ロ^;初日の時は、すごく恥ずかしがりながら、奥床しくでしたけど。

慣れって怖いわぁ〜平気でやってました!

客席降りも数回あり、水さん大忙し!

例の泥棒のとこは、客席に突如現われたあの小粋なお姿で…客席の7列目と8列目の間くらい(たぶん)に通路があり、そこに来た水さんにどん!とピンスポ!そして歌っていました。

この場面は、女性警官ひろみちゃんとの絡みっていうのは同じだったけれど、手錠のかけかたが、鮮やかになっていました。キムちゃんの役は、きたろうさんになってました。

舞台挨拶は、ハマコさんが「本日は、雪組全国ツアー公演をご観劇下さりまことに有難うございました。」と無難にきめ、ご当地出身ジェンヌ紹介となりました。
名古屋市出身の、緒月遠麻と同じく名古屋市出身の華吹乃愛が紹介されました!
そのあと、水さんの舞台挨拶。いつも流暢で楽しくキメるお方。詳しくは、忘却の彼方となってしまいましたが…。「雪組全国ツアーの名古屋公演三日間のうちの一回目」とかが記憶に残っています。そして「次回は、是非宝塚までいらして下さい」って感じでした。

(2009年11月21日土曜日中京大学文化市民会館オーロラホール14時開演を1階S席にて観劇)

このあと、引き続き、この演目を観劇しました。詳しくはカテゴリー「09観劇40」です。気の向いた方は、どうぞ(^^)v
リンク貼ってないですけどね。