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2009クリスマスツアーは、名古屋→神戸→東京の順です。ま、一番クリスマスらしい時期の公演が、東京です。羨ましい…。

11月上旬にクリスマスネタ持ってこられても、あまりピンとこないというか…ね。とかいってる、荒んだ私ですが…ほんのひととき、優しい気持ちになれたので、キャラメルさんには感謝です。

脚本:成井豊、演出:成井豊+真柴あずき

<キャスト>三沢静治:西川浩幸、三沢奏:渡邊安理、三沢響太:多田直人、三沢詠子:大森美紀子、三沢つね子:小林千恵、八戸詩郎:左東広之、黒石秋人:阿部丈二、黒石春樹:菅野良一、黒石夏雄:三浦剛、弘前恒一郎:筒井俊作、白神律花:前田綾、十和田園美:坂口理恵、尻屋智:細見大輔、陸奥玲子:岡内美喜子

<ストーリー>あることで頭打ったことから、自分以外の人の心の声が聞こえるようになってしまった48才の三沢静治…。病院でお世話になった看護師から、自分も人の心の声が聞こえる「天使の耳」の力を持つと密かに知らされる。
今まで、家族とはそれなりにうまくやっていると思っていたが、天使の耳を持ってしまって、家族の内なる声をきき、家族、特に息子や娘のことが気掛かりになってくる静治。
そして、娘の危機を救うことになっていく…。って感じでしょうか(^^ゞ


幕間なしの上演。でずっぱりの西川さん達の集中力たるや凄いです。
人の心の声をどういう形でみせるかってことですが…本人の横や後ろに白い服を来た、さっきまで演じていたはずの他の役の人が心の声役になるって感じで。舞台上で、白い服を着たり脱いだり…。自分の役と、他人の心の声(エンジェルイヤー)の役、入れかわりたちかわり…。この見せ方、戸惑ったのは一瞬だけで、面白かったですわぁ〜(^ω^)

静治の出版社の社員陸奥玲子が、三日(だったかな?忘れたわ…五日だっけ?)無断欠勤してようやく出社し、休んだ間の話を静治や他の社員と話す形で、この物語が語られていきます。
細かい笑いが次々…。ずっと笑っていたような気さえしますよ。

最後は、それぞれがクリスマスケーキを囲んで…温もりを感じさせてくれました。

キャラメルさんの作品は、人もまんざら捨てたもんじゃないと、感じられる…。

まぁ、現実は…相当救いがたい状況ですが、一瞬でも優しい気持ちになれたので、よかったなと。

それにしても、お芝居の前の前説からして毎回、あの手この手の凝りようで…演劇が好きなんだな〜ここの人達って思えます。

私達が観た時は、なかったけど、このあとの公演では、出演者から観客全員に薔薇が手渡されるというプレゼント付きだったとか。いいなぁ…(o>ω
(2009年11月7日土曜日13時開演を名鉄ホールにて観劇)


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余談ですが。
他人の心の声が聞こえているんじゃないかと思える人…数年前に一度だけ、この人はなんなんだ!?と思った人がいました。
見ず知らずの人でしたが。