読書する時間がほとんどないので…のろのろ読み進めていましたが…『神の守り人』来訪編・帰還編の2冊読み終わりました


『神の守り人』は、外伝の『虚空の旅人』の少し前から始まって、虚空の少し後までの、ロタ王国のお話でした。新ヨゴ皇国やそこの人々も少し出てきますけど。このお話の途中で、ロタ王ヨーサムが、サンガル王国の新王即位の儀に招かれています。チャグムがサンガルで動いている時、バルサ達もこんな大変なめに遭っていたんだなぁ…と。


ロタ王国は、昔、タルハマヤという恐ろしい神を内に宿したサーダ・タルハマヤ(神とひとつになりし者)というシウル族の娘に支配された時代があり、ロタ氏族のキーランがその娘(長い間年をとらなかったらしい)を〇して…ロタ王家を築いた歴史がありました。シウル族は、その後、タルの民(影で生きる)となり…ロタ人から虐げられて生きてきたのですが…。


これ以上は、ネタバレと思われるので止めておきます


バルサがアスラ(タルの民の12歳の美少女)を連れて逃げたあと…自分のような思いをさせたくなくて…アスラを思いやる姿や、タンダがバルサを介抱する様子と二人の空気…なんともいえないいい雰囲気で


シハナという女性がしたたかで、策士で…さてこれからどうつながっていくのやら


タルシュ帝国が、この先出てくるのでしょうね。『蒼路の旅人』『天と地の守り人』三部作、4冊未読のため、わかりませんけど…かなり面白そう